
よしよし、車を売るのに一括査定に申し込んだぞ!



いいね、下取りに出すよりいいと思うよ!



ふふふ…
5社が今度うちに来るんだ。
私の愛車を5社が取り合う
🎵ルル🎵



あ〜、同時査定にしたんやね!
その方法もグッドやね。
ただ“談合”されるかもしれんけ注意しなね。



談合…?
はじめに
車を高く売るために一括査定サービスを利用する方が増えています。
その中でも、複数の買取業者を同日・同時刻に呼び、査定額を提示してもらう方法も人気です。
(想像しにくいと思うので、以下の感じです。)



今日は集まってくれてありがとう!



はい!



うす!



あい!



それぞれ、車をどうぞ見て下さい。
〜各社、車の状態を見る時間〜



では!それぞれ名刺裏に希望額を書いて下さい。
1番、高い値段を書いてくれた業者さんに必ず売却します。



はい!



うす!



あい!
これが同日・同時刻に査定してもらう流れ。
どの業者も買取したいため、効率的に高値を引き出す事が出来ます。
しかし、その裏には、業者間で価格を操作する「談合」のリスクも潜んでいます…



談合について詳しく教えて
談合とは?
談合とは、本来競争原理が働くべき場面で、複数の業者が事前に価格を取り決めてしまう行為を指します。
一部の業者が、「次はお前に譲るから今回は譲ってくれ」といった裏取引を行うことで、本来100万円で売れるはずの車が80万円や90万円に価格を抑えられる可能性があります。



では!それぞれ名刺裏に希望額を書いて下さい。
1番、高い値段を書いてくれた業者さんに必ず売却します。



ちょっと、店の店長に電話します。



僕も



私も
〜各社、携帯で話をしている〜



(店長に電話してるふりして…実はB社に電話)
B社さん久しぶり!
今回、申し訳ないけど、譲ってくれへん?
今度の時はおたくに回すからさ?



へいへい。いいっすよ。50万でうちかきますわ。



ありがと!すまないね。
次はC社に電話っと。
(C社にも同様に交渉)



書き終わりましたか〜?
ではみなさん一斉にお願いします!



ドン!51万



ドン!50万



ドン!40万



あれ…
調べた相場より安い…
という流れです。



なんでそんな事が起こるの…
なぜ談合が起こるのか?
長期間、その地区で査定をするとどうしても顔馴染みになりますよね…?
もともと職場が一緒だったり、同じ業界で仲良くなったり。
そうなると、いけない考えを持った人が「談合しよう」となっちゃうわけです。
談合を防止する方法
- 同日・同時刻査定をしない
- 手間はかかりますが、1社ずつ別日で査定をしてもらう事で談合を防げます。
- 大人数での査定を実施する
- 業者が2–3社しかいないと、顔馴染み同士で談合が発生する可能性があります。5社以上を呼ぶことで、統率が取りづらくなり、談合が難しくなります。
- その場での競り形式を採用する
- 各業者にその場で金額を提示させ、価格を競り上げる方法が競り形式。オークションみたいな感じです。競り形式では透明性が高まり、不正が入り込む余地が少なくなります。
まとめ
一括査定を行う際には、このような「談合」の可能性があることも頭に入れておきましょう。
またそれを防ぐために、複数社同時査定をする場合には「大人数で実施」「またはオークション形式で実施」するなど対策をしましょう。



実際に僕が愛車のMINIを売った時には、別日に呼んでだよ



その実際に売却した流れをまとめたけん、見てね〜!

