クルマの保険、見直したいけど色々補償があってわけ分からん
◎今回はこんな疑問にお答えします。
- 自動車保険を見直したいけど、どうすれば良いか分からない。
- そもそも、補償の内容が分からない。
- だけど担当者に聞く事はできそうにない…
◎本記事の信頼性
車に乗ってたらみんな加入する自動車保険。
でも、ぶっちゃけ色んな補償がありすぎて何が何やら、わからんですよね?
保険営業マンの僕が、自動車保険の補償内容と選び方の基本をお伝えします。
はじめに
自動車保険「補償選びのキホン」をご紹介。今回は後編です。
前編では、対人対物賠償・人身傷害補償など基本となる補償をご紹介しています。
見ていない人はこちらのリンクからどうぞ。
自動車保険の賢い掛け方
保険というものは基本的には「保険会社が儲かる」ようにつくられています。
なので安心のために全特約をマシマシモリモリで付ける事はオススメしません。
自動車保険の補償は最小限に抑える事を僕はオススメしています。
「最小限の補償=貯金でカバー出来ない部分を保険で備える」
って事を前回、学ばせてもらいました。兄です。
その通り!おさらいすると具体的にはこんな時やね。
・人を轢いて3千万円の賠償責任が生じた。
・事故をして、足が不自由になった。
これから先、今の仕事は続けられない。
・貯金を貯めて買った新車が、事故で大破。
おうよ!今日は前回の続きの車両保険の解説から頼まい!
自動車保険・補償の選び方
それでは、前回の続き!自動車保険の各種補償内容の確認と必要か不要かの解説をしていきます。
1.車両保険
補償内容
車両保険は、自分の車の修理費等を補償するもの。
車両保険!付けるかどうか悩むんよね…
そういう人多いんよ〜!
これから紹介する判断基準を参考にしてや〜!
必要?
基本的には付加しない事をオススメしています。
ただし、これから紹介する判断基準に該当する人は付加しても良いかも。
判断基準1.貯金でカバー不可
「自動車保険の概況(日本損害保険協会)」が発表しているデータによると、平均の認定損害額は約32万円です。
修理費としては約20万~60万円がかかると考えておきましょう。
この修理費を貯金でカバー出来ない場合は、貯金ができるまでは車両保険を付加しても良いかも。
判断基準2.新車で購入したばかり
新車は、修理費も高額になる可能性が高いです。
=貯金で賄えないケースが大きい。
ローンを組んでいる人は特に注意!
ローン残高の大半が残っている時に、事故で車が大破すると、新車買替のためにローンを借り入れられない可能性が高い。
以上の理由から、目安として新車購入から約2~3年は車両保険に加入しておくと安心かも。
そいで!もし付加する場合には安くするコツが2つあるよ!
車両保険を安くする方法
その1.エコノミータイプ(限定タイプ)にする
車両保険には「一般タイプ」と「エコノミータイプ」の2種類があります。
エコノミータイプにする事で、補償範囲が狭くなる代わりに保険料を抑える事ができます。
一般的な違いは以下の通りです。
うちの嫁はん、壁で車を擦った事があって…。あと駐車中に当て逃げ(ドアパンチ)にもあったことあるんやけど、一般型の方がいいんやないか?
それくらいなら貯金でなんとかならん?
車両保険は使ったら、保険料が上がる。やけん一般型にしても、その程度じゃ使わん方が良いケースが多いんのよ…
その2.免責金額を増やす
免責金額=自己負担額です。
車両保険には免責金額を設定する事が可能です。
もし車両保険を使う時はいくらか自分で負担するけ、代わりに保険料お安くしてって事やね
●免責金額を10万円に設定。事故をして修理費50万円がかかった場合。
修理費用50万円ー免責金額10万円
=40万円が保険金として支払われる。
分かってきた!車両保険は、あくまで「大きな費用がかかった時」のために備えるって事ね!
そそ!
●基本的には不要。貯金でカバーする。
貯金でカバー不可の場合には検討しても良い
2.新車特約(車両新価特約)
補償内容
車両保険に付帯できる特約。
車が全損または新車費用50%以上の損害を受けた時に新車価格相当額を補償してくれる。
う〜ん。具体的にはどんな時に使えるんや?
車の価値は、時間が経つほど下がる。
もし事故で車が壊れた時、車両保険からはその時点の時価分しか補償してくれません。
できればまた新しい車に乗りたい!!!
そんな時に使えるのが「新車特約」です。
★新車特約とは、新車で事故を起こした時、再購入費用を補償してくれる特約です。
必要?
基本的には付加しない事をオススメしています。
理由は使える可能性が少ないからです。
上の解説だけ聞くと、良いかも!と思われるかもしれませんが、使用条件が厳しいです。
新車特約を利用するためには…
- 修理不可能(全損)
- 新車費用の50%を超える損害で、車の主要部分に損害あり
- 修理費が車両保険の保険金の上限金額を上回った場合
という事故で、なおかつ新しく車を購入する場合のみです。
全損や車の主要部分に損害が出ることはかなりのレアケースのため、利用できない場合が多いです。
3.代車(レンタカー)費用特約
補償内容
事故に遭い、車の修理期間中レンタカーを借りた場合にその費用を補償するもの。
必要?
不要です。
修理工場から無料で代車を借りられる場合が多いのがその理由です。
4.弁護士費用特約
補償内容
主に自動車事故で、車・モノの損害に対する賠償請求を弁護士に委任する際にかかる費用等を補償する特約。
- もらい事故(自身が無過失の事故)に遭った
- 相手が無保険だった
- 示談交渉が決着しない
必要?
加入をオススメします。その理由は…
●交通事故の弁護士依頼相場:50〜100万円
●弁護士費用特約の保険料 :約2,000円
かなり高コスパな事がわかります。
5.個人賠償責任特約
補償内容
日常生活で、記名被保険者(主な運転者)とその家族が他人にケガをさせてしまったり他人のものを壊してしまったりして損害賠償責任を負った場合に使える補償。
ん??日常生活??自動車保険とカンケーなくない??
そうなんよ!これ自動車保険だけじゃなく火災保険や傷害保険とかの「損害保険」全般に付けれる特約なんよ。
- 買い物中に手にした商品を落として壊してしまった。
- 飼い犬を散歩中、他人をかんでケガをさせてしまった。
- 小学生の子どもが自転車を運転中、歩行者をはねて怪我させてしまった。
- 子どもがキャッチボールをして、誤って他人の車にぶつけて傷つけてしまった。
必要?
加入をオススメします。
個人賠償責任保険は、年間1000円ほどで付帯可能です。もし賠償責任が生じた場合、状況によっては何百万とお金がかかります。
そのリスクに1000円程度で備えられるのは、良いですよね。
◯個人賠償責任保険は損害保険どれか1つに加入しておけば良い。重複契約に注意。
◯家族全員が使えるため、夫婦それぞれの自動車保険にかける必要はない。
◯家族の誰かが自転車に乗る場合は絶対に加入して下さい。
まとめ
これで後半も終了!
前半と後半のまとめドン!
補償項目 | 付帯/金額 |
---|---|
対人賠償 | 無制限 |
対物賠償 | 無制限 |
人身傷害 | 5千万~無制限 |
搭乗者傷害 | × |
車両保険 | △(貯金次第) |
新車特約 | × |
代車費用特約 | × |
弁護士費用特約 | ◯ |
個人賠償責任特約 | ◯ |
悩んでる人はこんな感じで入ったら良いよ〜!
保険料を安くしたいなら
ここまで読んで頂いて「よっしゃ!見直し!やったる!」と思って頂けた人にアドバイス!
自動車保険は「同じ条件」でも、保険会社それぞれで保険料が違います。
つまり!保険料を安くしたいなら、たくさんの保険会社で見積りして安いところを探す必要があります。
1社ずつ見積もってたらめちゃんこ時間かかるわ…
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